氷室京介
吉田健

氷室京介
松井五郎

氷室京介
松井五郎

氷室京介
松井五郎

氷室京介
吉田健

さて、氷室さんがソロで初めて出したのがこのアルバムなのですが、結構聴きやすいので氷室京介を知らない人でも入りやすいのではないかと思います。ロックなのからポップ、ブルースっぽいのまであってそれぞれのジャンルが幅広く取り入れられております。つまりアルバムとしてバランスが上手くとっているのでそんなにマニア向けではない。また結構完成度は高いと思ってます。


一口メモで「原点」と書いたように、氷室さんにとってはお気に入りのアルバムではないでしょうか？というのも、彼自身のライブにいけばわかるように十年以上前の物なのに今なお歌われている曲が多い。


「ＡＮＧＥＬ」「ＬＯＶＥ＆ＧＡＭＥ」「ＳＥＸ＆ＣＬＡＳＨ＆ＲＯＣＫ’Ｎ’ＲＯＬＬ」「ＴＡＳＴＥ　ＯＦ　ＭＯＮＥＹ」「ＳＴＲＡＮＧＥＲ」

といったものが最近のコンサートでも演奏されており根強く人気もある。つまりこのアルバムから半分もチョイスされてますネ。


作詞作曲をみますと大体彼がやっておるのですが、異色（？）なのが泉谷氏が作詞しているところでしょうか？俺自身も少しびっくりしました（笑）けどこれは渋い曲なので一度聴いてみてはいかがでしょか？


個人的に好みなのは１、４、６、９です。


１はノリのいいビート系なんスけどライブでもラストを飾る曲として存在してます。また、プロモーションビデオはソロでデビュー曲にもかかわらず本人が出てこないという実に大胆不敵なものです。（ちなみにこれはドラマっぽく仕上がっております）つい最近歌詞を一部変えて格好よくなってます。詞をみると


ＯＮＥ　ＷＡＹ　ＳＯ　ＦＡＲ　ＡＷＡＹ
ＳＴＡＮＤ　ＢＹ　ＭＥ　ＡＮＧＥＬ
ＲＵＮ　ＡＷＡＹ　ＳＯ　ＦＡＲ　ＡＷＡＹ
ＳＴＡＮＤ　ＢＹ　ＭＥ　ＡＮＧＥＬ


がサビでそれを俺が訳すと


夢はまだ遠い、けどオマエが傍にいる
走り続けてもまだ辿り着けない
けどオマエがいるから大丈夫だ！


といった感じでしょうか？（下手なのは重々承知の上）それはともかく、前向きなもので良くないですか？しかし「彼女」がいればいい話で、いなければ寂しさが増すのは秘密です。


４は弾き語りにもってこいの曲です。「ただのクズでいいぜ」と歌う所がステキな感じじゃないでしょか？実際に氷室さんはアコギ一本でライブにて歌った位になかなかカッコいいっス。ちなみにこれは「アルジャーノンに花束を」という本からインスパイアされたそうです。


６は★数が少ないけどしみじみと聴けるバラードですわ。サウンドがこういうの好きなのでお勧め。


９はギターのフレーズが良い。簡単に説明しますと「夢をみれない奴らの為に作った曲」（氷室さんがいった）です。夢を持ってる人はいいけど持ってない人の気持ちを表した曲といえます。「何かやりたいけど何をしたらいいかわからん！」という熱いティーンエージャーにお勧め。まあ大人でもいけますよ（笑）氷室ファンの中でも結構人気がある方じゃないかな？